日本とインドネシアとの経済連携協定(EPA)に基づき、昨年8月に来日したインドネシア人の介護福祉士候補101人が27日、半年間の日本語研修 の修了式に臨んだ。28日にそれぞれ勤務先の福祉施設に移り、補助的な仕事をしながら勉強して、3年後の国家試験合格を目指す。
候補者たちは、横浜と大阪の施設に分かれて研修を受けてきた。この日、横浜市の海外技術者研修協会横浜研修センターでは45人が式典に臨んだ。候 補者を代表して、エカさん(23)が「(日本語が)最初は何も読めず、書けなかったが、今はだいぶわかるようになった。これから一生懸命、明るく元気に働 きたい」と日本語であいさつした。
101人は、29日から全国の特別養護老人ホームや介護老人保健施設など51カ所で働き始める。このほか、もともと日本語を話せる3人は、すでに2施設で働いている。
候補者たちは、国家試験の受験に必要な3年の実務経験を積み、2012年の試験の合格を目指す。合格すれば国内で働き続けられるが、不合格なら帰国しなければならない。
介護福祉士候補とともに来日し、同様に日本語研修を受けている看護師候補104人は、2月12日に勤務先に移る予定だ。(生田大介)
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