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新年を迎え、何か新しいことを学ぼうと目標を立てた人もいるだろう。教室に通うのはちょっと面倒だが、インターネットを使ったeラーニング講座なら時間や場所を選ばずに学ぶことができる。費用が手ごろで、周りを気にせず受講できるのも魅力で、利用者は徐々に増えている。
≪150カ国以上で展開≫
世界150カ国以上でオンライン英会話教室を展開している「イングリッシュタウン」(東京)。個人レッスンのほか、月6900円で30回のレッスンに参加できるグループレッスンがある。
授業はパソコンとヘッドマイクを使う。講師はパソコン画面に映るが、生徒の方は映らず声のみ。自らもレッスンを受けているイングリッシュタウンの米田ゆ き子さんは「24時間開講しているので、いろいろな国の人と一緒にレッスンを受けられる。互いに顔が見えないので恥ずかしくない」と話す。
≪動画で基本指導≫
「楽器が弾けるようになりたい」という大人向けの講座もある。「大人の音楽レッスン」を展開するヤマハは、ネットを使った「ミュージックレッスンオンライン」を2006年から始めた。
初心者でも安心な「セルフラーニングコース」は、月2100円でピアノやエレキギター、サクソフォンなどを基礎から習える。テキストとカリキュラムは教室のレッスンと同じ。動画と音声を用い、楽器の持ち方など基本指導からスタートする。
「ギターを始めた息子たちと演奏したい」とドラムを習い始めた40代の男性など受講の動機はさまざま。現在はパソコンを見ながらだが、「演奏した曲を録音して送ってもらい指導ができるよう準備を進めている」(ヤマハ)という。
書道が学べるインターネット書道教室「空海」(東京)や着付け教室など、講座の種類は増えている。ブロードバンド(高速大容量)サービスの普及で、家庭でも動画が支障なく見られる環境が整ってきたこともあり、2、3年前から少しずつ広がっている。
1人で学ぶことが前提なので自分でパソコンに向かう「やる気」を持続させる必要がある。これが実は難しい。そのため「教室などに通う以上に強い意志が必要」と関係者は口をそろえる。興味のある講座が見つかれば三日坊主に終わらないよう挑戦してみてはいかがだろう。
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2009-01-20
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