【NQN香港=桶本典子】8日の中国株式市場で上海株式相場は大幅続落。上海総合指数の終値は前週末比59.025ポイント(2.67%)安の 2143.421と、連日で年初来安値を更新し、2006年12月8日以来1年9カ月ぶりの安値を付けた。朝方に小幅に上げる場面もあったものの、 2200台前半での上値の重さが嫌気され、次第に下げ幅を広げた。中国経済の減速懸念が根強く、主力銘柄を中心に幅広い銘柄に売りが広がった。
米原油相場の下落を背景に国際商品市況の調整が意識され、非鉄金属株が大幅安になるなど資源株に売りが続いた。時価総額上位の中国石油 天然気(ペトロチャイナ)が連日で年初来安値を更新したことも市場心理を冷え込ませた。鉄鋼株や電力株、不動産株などが下落。中国証券監督管理委員会(証 監会、CSRC)がきょう8日に証券大手の招商証券の上場に向けた審議委員会を開くことになっており、大型の新規上場に向けた需給悪化懸念が根強いことも 相場の重しとなった。●●コメント●●
0 件のコメント:
コメントを投稿