2009-02-03

香川県 県春にも100万人割れ

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28年ぶり 新年度予算で対策

 県の推計人口(1月1日現在、速報値)は9年連続減少して、前年同期より0・33%にあたる3297人減の100万2942人となり、今春にも 100万人を割り込む可能性が高いことが、県の人口調査でわかった。100万人の大台を切るのは28年ぶりで、減少率は、転出者が相次いだ高度成長期の 1960年代以降最大となり、2日の記者会見で真鍋知事は「このままでは経済など様々な面で影響が出る。少子化対策や産業振興に力を入れたい」と危機感を 示し、新年度予算編成で人口減対策を強化していく方針だ。

 昨年の出生数が8575人だったのに対し死亡数は1万650人で、自然減が初めて2000人を超え、2075人(前年比410人増)に拡大した。転出者が転入者を上回る社会減は1222人(172人減)だった。

 県統計調査課によると、例年3月は転勤や進学などに伴い3000人程度減るため、単純計算すると今年4月にも100万人を切ることになる。県人口 は99年の103万人をピークに減少に転じた。当初は社会減だけが原因だったが、2003年からは自然減が加わり、本格的な人口の減少社会に入っている。

 県は加速する少子化に歯止めをかけるため、08年度当初予算では子育て支援や移住促進など総合対策に約30億円を計上。編成中の09年度当初予算でも、重点施策3本柱の一つとして、人口減少対策を掲げている。

 真鍋知事は「対策を言うのは簡単だが、国全体が直面する難しい課題だ。子育て支援はもちろん、県出身大卒者の雇用確保や団塊世代退職者のUターンなどを進め、人口の減少を食い止めたい」と述べた。


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