2009-02-17

解雇された日系人労働者・家族の緊急支援を

:::引用:::
保見団地にご縁のある皆さんへ

愛知県豊田市保見団地にある保見ヶ丘ラテンアメリカセンターの野元弘幸です。
皆さんご存知のように、派遣労働者として働いてきた日系人の多くが解雇され、今、
保見団地は生活に困る日系人であふれかえっています。緊急の支援が必要です。
添付の通り、これまでご縁のある方に、支援のお願いをしています。
よろしくお願いいたします。

保見ヶ丘ラテンアメリカセンター 代表理事 野元弘幸

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保見団地から緊急支援のお願い

―解雇された日系人労働者とその家族の生活を守るために―

 昨年来の深刻な不況により、主に製造業を中心に多くの派遣労働者や期間工が解雇さ
れ、生活に困窮していることは、すでにご存知のことと思います。とりわけ、日系人労働
者は、そのほとんどが派遣労働者として自動車関連の工場で働いてきたため、自動車販売
不振のあおりを受けて解雇される人が増え、本年3月には日系人労働者の失業率は70%か
ら80%に達するであろうと言われています。

 そのため、4千人の日系人が住むここ保見団地でも、多くの日系人労働者とその家族が
現在、収入がなく、生活に困窮しています。また、住んでいた社員寮からの退去を余儀な
くされて住むところがなく、友人・知人のアパートに身を寄せている家族もいます。さら
に、日系人の子どもたちが通うブラジル人学校では、両親の失業で授業料を払えなくな
り、退学して不就学となった子どもたちも多数います。このように、今回の大不況で、日
系人労働者とその家族はたいへん大きなダメージを受け、日系社会も崩壊の危機に直面し
ています。

 そもそも日系人労働者は、日本国内の製造業の人手不足を補うために、日本政府や産業
界が求めてブラジルやペルーから呼び寄せた労働者です。この20年間、主に自動車製造の
下請け・孫請けの工場で、危険できつい仕事に従事し、日本の産業を底辺で支えてきまし
た。その間に、定住化が進み、日本生まれの日系人の子どもたちも増えてきました。そう
した日系人労働者が、長年の社会貢献も顧みられず、雇用の調整弁として簡単に切り捨て
られているというのが現状です。

 そこで、私たちは、ここ保見団地を中心に、日系人労働者およびその家族の雇用、住
宅、教育問題の解決に取り組み、彼らがすでに定住している日本において人間らしい暮ら
しができるように、また、失業を乗り越えて暮らしを立て直すことができるように、緊急
の支援活動を始めました。

 皆様には、この緊急支援活動に是非ともご協力いただきたく存じます。すでにこれまで
にも多くの支援をいただいてきており、さらに支援のお願いをするのはたいへん心苦しい
限りですが、予想をはるかに超える緊急事態が発生しているという事情をご理解いただ
き、ご協力いただければ幸いです。

2009年2月          
 特定非営利活動法人 保見ヶ丘ラテンアメリカセンター

支援の具体的方法については裏面をご覧下さい。
支援活動の内容

 生活支援   困窮家族のための食糧援助、生活・医療相談、通訳
 住宅の確保  県や市への公営住宅提供や公的支援を求める要請活動
 再就職のための職業訓練 日本語学習機会の提供など
 教育保障   子どもたちの学習保障のためのブラジル人学校支援や補習教室支援
 情報提供   雇用・住宅・生活支援関連のニュースの発行
 日系人自主団体の支援 保見ヶ丘ブラジル人協会などの互助組織の支援

皆さんにお願いしたいこと

○寄付・カンパ
  センターにご持参いただくか、下記の口座にお振り込みください。
    郵便局口座 00890-2-17817
 加入者氏名 特定非営利活動法人保見ヶ丘ラテンアメリカセンター

○食糧支援
  お米、小麦粉、缶詰(ツナ、トマトなど)、ジャガイモ・たまねぎなど根菜、粉ミル
クなど。ご持参いただくか、下記、センター宛、お送りください。

○ボランティア参加
  まずは、090-2348-1154 にご連絡ください。毎土曜日午後にセンターで開催するオリ
エンテーションにご参加ください。

○メール受信希望登録
  みなさんに関心を持っていただき、多様な支援のあり方を今後も模索していくため
に、「保見団地日系人緊急支援情報」をお伝えします。是非、登録ください。下記、セン
ターメールアドレスに、一度メールをお送りください。

緊急支援専用電話 0565-48-1108
特定非営利活動法人 保見ヶ丘ラテンアメリカセンター代表理事 野元弘幸
〒470-0353 愛知県豊田市保見ヶ丘5-1 フォックスタウン1F

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