2009-02-09

テレビ業界の深刻なAD不足「猫の手も借りたいくらい」

:::引用:::
年末から話題が絶えない企業の「派遣切り」問題。世の中には、仕事をしたくてもできない人がいるように報道されているが、切実に人材を欲している企業がある。それは、毎日派遣切り問題を放送しているテレビ業界である。

「とにかく人が足りず、ディレクターがADを兼務することも珍しくありません。ディレクターだけでも大変なのに、さらに激務のADも兼ねると、疲労が半端 ない。猫の手も借りたいとは、まさにこのこと。制作会社のADはすぐ辞めていっちゃいますからね。深刻な人手不足です」(局関係者)

 昔からADが激務だとは伝えられてきたことだが、かつてはテレビ番組を作ることに憧れを抱き、テレビ局や制作会社の門を叩く人も多かった。現在でもテレ ビ局の人気は高いが、下請けの制作会社はここ数年、応募人数が減少しているという。テレビ番組は夢を与えられなくなってきたのか。

「制作会社でも、中途入社のほうが残る確率は高い。テレビ制作会社は、学歴も前職も新卒か中途かも何もこだわらない。ほとんどの会社が人手不足ですから、即採用になる可能性が高いですよ」(テレビ制作会社関係者)

 これは派遣切りにあった人物には大朗報ではないか。だが、人手不足=それだけ厳しい世界であることも間違いない。経験者は語る。

「やってもやっても、仕事が終わらない。プライベートもない。それでも、映像を作りたくてこの世界で頑張っている人はたくさんいますからね。やる気があれば、続くのでは。ただ、生半可な覚悟では厳しいと思いますが」

 とはいえ、仕事がないと嘆いている方は一度、テレビの世界は人材募集中の会社もあるので、選択肢の一つに入れてみては。
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