派遣切り対策として自治体や飲食業、農業関係者等が用意した雇用企画にほとんど応募者が無く、肩透かしを食った格好になっているそうです。 前のエントリーでも書いたのですが、これは結局派遣切りされた人達が、どこまで真面目に仕事というものを考えているか良く示していると思います。
誤解を恐れず言ってしまえば、(これに当てはまらない真面目に仕事を考えていたのに各種の事情で派遣をせざるを得ず、それで派遣切りに合った人もい る事はもちろん判っています) 景気が良く、派遣やバイトでもいくらでも結構良い給料の仕事がある時は、適当に職を変えながら遊んでいた人たちが、景気が悪くなって派遣が切られたら(不 況の時切られるのが正しく派遣やバイトの本質)あわてて文句を言う。 サヨクがかったマスコミは何でも”大企業が悪い” ”政府は労働者を守るのが仕事” と言う時代遅れのスローガンをかかげて政府を攻撃する(その割には労働組合が派遣労働者を守らないのは攻撃しない) 信念の無い政治家はすぐ腰がくだけて、常識で考えれば(自由主義経済なんて持ち出さなくてもおかしいのは明白)あり得ない各種の保護政策を作る”とこう言 うパターンが繰り返されます。
私個人は日本のこの”弱い者への優しさ” ”助け合いの精神” ”それができる豊かさ” は素晴らしいと思っているのですが、それも限界があります。 ”甘やかすのもいい加減にしてくれ” 。 私の姉は60歳近い年ですが、旦那の稼ぎが悪いので、今でも某ハイテク企業に派遣で働いています。 フルタイムで働き、一応英語ができるので英語で掛かってくる電話は(正社員が取れないので)姉が全部取り、能力も経験も一緒に働いている正社員の女性より 上なのに派遣のまま(一応正社員にならないかと言う話はあったそうですが)。 私が(長男なのに)アメリカに居るので両親の世話もしてもらいました。 今は母親と旦那の面倒もみながら忙しく働いています。
こういう人間が派遣切りに合って、他で仕事を用意されても”時間や場所の関係で移れない” と言うのなら理解できるのですが、一体この私の姉のような”真面目に仕事を考えていてもどうにもならない”状況の人達はどのくらい居るのでしょうか? もう一度誤解を恐れず言わしてもらえれば、”世の中そんなに甘くないよ。 アリとキリギリスの話は子供だって判るでしょう?” という事です。
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