JTBワールドバケーションズは1月16日、海外旅行パッケージ「ルックJTB」の2009年度上期商品の発売を始めた。順次商品を投入し、09年度の販売人員は08年度の129万人(対前年92%、見込み)を3%上回る133万人を目指す。
09年度は旅行者の声を反映させたサービスに力を注ぐ。現地到着からチェックインまでの過ごし方の提案やハネムーン商品の強化、2人からの催行を保証するほか、満足度アンケートキャンペーンを展開し品質の向上を図る。
特定の地域を特集する「デスティネーションクローズアップ」は、今年はロシアとその周辺地域をピックアップ。そのほか「地球にいい旅プロジェクト」として、カーボン・オフセット旅行など環境問題にも取り組む。
西日本発では、円高などの市場動向からヨーロッパ、ハワイやアジア、08年度に落ち込んだ中国方面の商品を強化する。特にヨーロッパは、熟年層の参加拡大が見込め、独自色を出しやすいことを理由に、最重点エリアに指定した。
また関空発の海外旅行増加を目指し、チャーター便利用商品を充実。関空発の直行便の削減が続くが、成田への乗り継ぎ商品の拡充や、オーストラリア方面商品で伊丹・関空―羽田・成田の国内線を1000円で利用できるプランを設け、関空の利用を促進する。
08年度の西日本発の販売見込みは対前年91%の34・9万人。09年度は同101%の35・1万人を目標に掲げた。
1月15日に開いたプレス発表会で、棚原薫常務取締役西日本販売本部長は、「海外旅行は厳しいと言われるが、昨年末から海外旅行パッケージは復活す ると言い続けている。実際、08年度後半から上向き傾向で、大きく期待が持てる。我々への期待の大きさを感じており、様々な企画に取り組み、海外旅行ムー ブメントを巻き起こしたい」と意気込みを語った。
●●コメント●●
0 件のコメント:
コメントを投稿