ひろしま産業振興機構(広島市中区)は新年度、コンピューターを駆使して自動車や機械の部品、制御システムを開発できる人材の養成研修を拡充する。広島大や企業などから講師を招き、コンピューターに強い技術者を産学官で育成する。
製品のハイテク化に伴い、コンピューター技術者が不足している、という。特に、地場企業では自動車の電子化への対応が遅れているとみて、中小企業を中心に技術支援を急ぐ。地場メーカーのコスト削減やハイテク製品への対応力を高め、競争力アップにつなげる狙いだ。
対象は工作機械、電機、自動車関連の地場中堅、中小の技術者を予定している。研修は、コンピューターで性能を検証して製品を設計するシミュレーション技術「CAE」と、制御部品のシステム開発の2テーマ。CAE、システム開発とも広島、福山両市内の2会場で開く予定。
研修は本年度から始め、シミュレーション解析と連動して制御系システムの設計がテーマで34人が受講している。
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