2008-07-09

島根県の出生数が6000人割れ

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島根県内の二〇〇七年の出生数が五千九百十四人にとどまり、二年ぶりに六千人を割ったことが八日、分かった。同県少子化対策推進室によると、統計が残る一九四七年以降で、二〇〇五年の五千六百九十七人に次ぎ、二番目に少ない。あらためて少子化の進展を浮き彫りにした。

 同県内の出生数は一九八〇年に一万人を割り、九二年ごろから六千―七千人台で推移。二〇〇五年に初めて六千人台を割り込んだ。

 〇七年の出生数が再び減少に転じた原因について、県少子化対策推進室は、十五―四十九歳の女性人口が〇六年から千人減の十三万五千人となったためと分析している。

 市町村別でみると、十年前の一九九七年と比べ、出生数が増えたのは東出雲、斐川、美郷の三町。特に、美郷町は過去十年間、三十―四十人で推移してきたが、二〇〇七年は五十一人に増えた。

 同町の勝部学総務課長は「保育料の引き下げや、若い夫婦向けの格安の町営住宅整備などの効果が出た」と喜んだ。

 県少子化対策推進室の今岡充室長は「少子化は時代の流れだが、何とか子育て環境を整え、島根で生み育てたいという人を増やしたい」と話した。

 五月一日現在の県推計人口は七十二万六千四百四十一人。過去二年間で、約一万人減っている。

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