中国,韓国,ベトナム…現地の大学を卒業したばかりのアジア人学生が今,続々と日本の土を踏んでいる。目的は,技術者として日本の企業に就職するこ とだ。 どの若者も日本語を片言ながら操り,「報・連・相」「チームワーク」といった日本の企業文化を身に付けている。現代の日本の若者よりも「ニッポン 的」といえるアジア人技術者は,日本の深刻な技術者不足を解決する救世主になるのか。
スーツを着た20歳代前半の若者たちが,机の上の図面に覆いかぶさるように,熱心に議論している。飛び交う言葉は中国語だ。
「こらこら,日本語で議論しなさい」
教官の注意に,若者らは恐縮した表情を見せた後,言葉を日本語に切り替えた。「えーと,ここの寸法をこう変えれば…」。たどたどしい日本語ながら,真剣な顔で議論を続ける。●●コメント●●
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