【北京29日共同】北京五輪の競技会場内で、チベットやウイグ ルなどの民族問題や台湾などの領土問題に関して観客が騒動を起こした場合、通常のけんかなどの騒ぎへの対応と区別し、即座に観客を連行するとの内部規定を 中国公安省が作っていたことが29日分かった。五輪関係者が明らかにした。
中国当局が、3月のチベット暴動や新疆ウイグル自治区での度重なるテロ計画発覚を受け、チベットやウイグルの独立派に対して過敏になり、友好ムードが高まる台湾との関係でも、依然として独立問題を極度に警戒していることが浮き彫りになった。
この関係者によると、公安省は会場内の警備担当者向けに規定を作成。騒動が起きた場合、通常は(1)静かにするよう説得する(2)会場内の別の場所に移動させる(3)座席に戻して監視する-などの5つの段階を踏み、それでも再び騒ぎを起こす場合は連行する。
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