法務省は29日、大学などを卒業した後に日本国内で就職した外国人留学生が2007年は1万262人(前年比24%増)に達し、初めて1万人を超えて過去最多になったと発表した。
「留学」や「就学」の在留資格から、就労を目的とする「人文知識・国際業務」や「技術」などに資格変更を申請した外国人留学生の数は1万1410人(26%増)で、こちらも過去最多となった。このうち90%が申請を許可され、就職したことになる。
国・地域別では、中国が前年より1539人増え、7539人でトップだった。韓国が1109人、台湾が282人で続き、アジア諸国が97%を占めた。
就職先の業種別では、商業・貿易関係が2145人で最多となり、コンピューター関係が1510人、語学学校などの教育関係が655人だった。職務内容は翻訳・通訳が3431人で最も多く、営業・販売の1574人が続いた。
97~07年に「留学」の在留資格を得た外国人数は2・3倍に増えたが、この間に日本で就職した留学生は3・9倍とさらに大きく増加している。法務省では、留学生の中で就職先として日本の人気が高まっていると見ている。
●●コメント●●
0 件のコメント:
コメントを投稿