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多くの中国人観光客でに ぎわっていたフランスでは、現在、中国人観光客の姿がまばらになり、巷では、パリ市がダライ・ラマを名誉市民に認定し、それに対する措置として中国政府が 各旅行会社に対してフランス旅行を取り止めるよう指示を出しているせいだと噂されている。このブログはフランスと中国の友情について述べたものであるが、 ブログを見たユーザーからは「フランスが中国を傷つけたからだ」「内政干渉する国には行きたくない」などのコメントが寄せられていた。以下はその話題のブ ログより。
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ここ数ヶ月、私はフランスの各都市で仕事に奔走していた。以前はあれほど多くの中国人観光客でにぎわっていた各都市だったが、今回は中国人はまばらに散 見される程度であった。以前はどこの観光地であっても、大声で話しながら団体行動をする中国人を見ることが出来たが、今はまるで蒸発してしまったかのよう である。
なぜ、フランスを訪れる中国人観光客が突然激減したのだろうか?巷では、パリ市がダライ・ラマを名誉市民に認定し、それに対 する措置として中国政府が各旅行会社に対してフランス旅行を取り止めるよう指示を出しているせいだと噂されている。この件に対し、フランス政府は声明を発 表したほか、仏中間を行き来しながら解決に向けて躍起になっている。
フランスにとって、中国人観光客はそれほどまでに重要な客なので あろうか?資料によると、フランスを訪れる中国人の数は7~80万人/年といわれており、年に8000万人以上の観光客を受け入れているフランスとしては 大きな数字ではない。しかし、5月に中国人観光客が激減して以来、デパートなどでは売り上げが減少するなど、観光業界に対する経済的損失は比較的大きなも のとなっている。
フランスを訪れる中国人観光客が激減した原因が中国政府の圧力という噂に根拠は存在しない。実際、中国政府も解決に 向けた動きを見せており、これはフランスにおいても報道されている。では、中国人それぞれがフランス旅行をボイコットしているのだろうか?確かに2008 年に入ってから、仏中間には様々な事件があった。
たとえば、新婚旅行でフランスを訪れていた最中に偽札を使ったとして裸にされた夫 婦、パリで起きた中国人留学生殺害事件、パリでの聖火リレー妨害、カルフールのボイコット、サルコジ大統領の北京五輪不参加発言など、仏中関係が急激に冷 え込み、それが観光客激減につながったとしても不思議ではない。
関連写真:そのほかの中国のカルフールに関する写真
その他に考えられる原因としては、最近になってようやく解禁されたアメリカ旅行があるだろう。多くの中国人にとって長年の夢だったアメリカ旅行が可能と なったことで、フランスよりもアメリカを選ぶ人が多くなった可能性がある。また、四川大地震が発生し、官民が一致して救援活動を行っている最中ということ で、旅行を取り止めた人も少なからず存在するだろう。
現在の仏中間の友情は40年にわたって多くの人々が努力した結果に築かれたもの である。仏中間の「友情の木」はまだまだ青く、お互いが共同で守り、育てていかなければならない。短絡的な行動はそれに傷をつけることになり、互いがそれ を傷つけあうというのは余りに悲しいことではないだろうか?
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