中国黄金協会の侯恵民副会長は28日、第5回上海派生商品市場フォーラムで、中国が今年南アフリカ共和国を抜き初めて世界一の金産出国となる見通し を発表した。統計データによると、中国における昨年の金産出量は前年比12.67%増の270.49トンで、米国を抜きトップの南アフリカの272トンに 次ぐ世界第2位を記録。今年1-4月における中国の金産出量は昨年同期に比べ約5%増加しており、下半期はさらに増加が見込まれる。
侯副会長は「中国が今年南アフリカを抜き世界一の金産出国になることは間違いない」と述べた。中国の金産出量は1995年に初めて100トンを超え 世界第6位に浮上。それ以降2000年に175トンで世界第4位となり、昨年は270トンを超え世界第2位、今年はさらに増産が見込まれ300トンに達す ると予測される。
南アフリカは過去100年以上にわたり金採掘分野で世界をリード、すでに発見されている金鉱床の埋蔵量は世界埋蔵量の35%を占める。しかし、南ア フリカ鉱業金融商会のデータによると、過去10年の金産出量は年5%以上のペースで減産を続けているという。(日中経済通信05月30日)
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