大連（遼寧省）＝渡辺園子】中国の国営新華社は19日夜、同国の国家発展改革委員会が20日から石油製品価格を、7月1日から一部電力料金を引き上 げることを発表したと報じた。中国政府は石油製品価格を統制しており、物価抑制を優先する立場から値上げを見送ってきたが、原油や石炭価格の上昇を背景 に、値上げに踏み切らざるをえなくなったとみられる。
ガソリンと軽油は20日から1トン当たり1000元（約1万5650円）、航空燃料は同1500元の値上げとなる。液化ガスと天然ガス は値上げしない。電力料金は7月1日から平均でキロワット時あたり0.25元引き上げる。ただし、都市部と農村の一般住宅向けと農業、肥料産業向けの電力 料金は据え置く。
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