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世界各国で話されてい る言語は大きく分けると、およそ100言語ほどだと言われている。最も多くの国で使用されている言語(公用語、準公用語を含む)は英語であるが、最も多く の人が使用している言語は中国語である。第2言語として使用している人口も含めるとおよそ14億の人口を擁するといわれている中国語に迫る。
【別言語ほどの差がある方言】
一口に中国語と言っても、広大な国土を持つ中国では、話されている言葉は地域によって大きな差があり、北京語などを含む北方方言、上海語などを含む呉方 言、福建語などを含む〓方言(〓は門に虫)など7つに大別され、それぞれの言語は漢字を使用しているという共通点以外は、文法や語彙なども異なり、ほぼ別 の言語と言っても過言ではない。
事実、異なる方言を話す者同士が共通の言語を使用せずに会話を行っても、相互理解は不可能だといわれている。そこで中国全人民の意思疎通を容易にするため、中国共産党は1950年代に北京語などを含む北方方言を基礎に普通話(標準語)を制定している。
さて、上記の方言を含めた中国語を話す人口は、中国本土と台湾の人口をあわせた13億人に上る。そのほか、シンガポールや東南アジアなど世界各国にいる華僑、華人なども合わせると約14億人が中国語を話すと言われている。
【世界最古の言語でもある中国語】
また、中国語は「現存する世界最古の言語」としてギネスブックにも登録されており、漢字の原型とされる甲骨文字は、紀元前15世紀頃には使用されていたとされている。
日本に漢字が伝えられたのは6世紀ごろと言われており、現代の日本で多く使用されている明朝体は、明の時代に確立された字体である。写真は豚年に当たる2007年、英国紙が漢字を用いて紹介した際のもの。(編集担当:畠山栄)
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