金大留学生『浴場マナーの案内を』
金沢大学の留学生十五人が二十一、二十二両日、観光モニターとして加賀温泉郷をめぐり、外国人の視点で市内の魅力や温泉観光の課題を挙げた。
増加が予想される外国人観光客に対応しようと、加賀市と金沢大、市内の国際交流団体「たぶんかネット加賀」が連携して実施。中国やドイツ、韓国などからの主に二十代の留学生が参加した。
留学生は初日に周遊バスで市内を中心に観光し、旅館に宿泊。二日目は三グループに分かれて山代温泉と大聖寺地区、橋立地区を訪れ、同市大聖寺の蘇梁館で意見を述べた。
日本の共同浴場になじみのない留学生は「マナーがよく分かる案内がほしい」と指摘。「日本人は温泉が目当てかもしれないが、私たちは歴史や日本ら しい町並みや生活に興味がある」との声も。留学生たちは「外国人向けの案内看板は景観を悪くするので要らない。持ち歩ける地図を充実させて」と要望。ある 観光施設では「期待と実際の内容が大きく違い不満」と厳しい意見も出た。
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