派遣先からの中途解約の申し出を受けた人材派遣会社に解雇されたのは不当だとして、知多市の日系ブラジル人の男性、デ・モラエス・フランクリン・ア キヒトさん(33)が6日、人材派遣会社「トータルサービスシステムズ」(刈谷市)を相手取り、解雇の無効と未払い賃金約415万円の支払いなどを求めて 名古屋地裁岡崎支部に提訴した。
訴状によると、フランクリンさんは06年11月から刈谷市の自動車部品メーカーで働いていたが07年6月6日に解雇された。派遣会社は「メーカー から『トイレに行くのが多い、仕事が遅い』と解約の申し出があった。他に紹介する仕事はない」と説明。労働基準法に定められた解雇予告手当は支払わず、休 業扱いにして1カ月分の給料の6割を支払った。
フランクリンさん側は「12時間勤務してトイレにいくのは3、4回。『仕事が遅い』と言われたこともない」と反論。「生産性を上げるために機械を危険な速度で運転することを拒否したのが原因で解雇された」と主張している。
同社は「訴状を見てから対応を検討したい」とコメントした。●●コメント●●
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