[上海 5日 ロイター] 中国経済が今後数カ月以内に回復し始めるとの観測を背景に、中・長期のオフショア人民元金利スワップ(IRS)が再び上昇している。
5年物の人民元ノンデリバラブルIRSは、前日の2.08%から2.40%(ビッド)に上昇し、3カ月ぶり高水準をつけた。今月初めは1.74%、12月末には数年ぶり低水準となる1.33%をつけた。
1月購買担当者指数(PMI)が上昇するなど、1月の国内経済指標が堅調な内容になったほか、銀行融資の底堅い伸びを背景に、金利市場ではここ数日、追加利下げ観測が後退している。
ただ、中銀は短期金融市場の流動性を当面は維持するとみられており、短期金利の上昇は比較的小幅にとどまっている。市場関係者は、短期金利と中・長期金利のスプレッドはさらに拡大すると指摘している。
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