2008-07-02

TCL:ベトナム市場で販売ジレンマに陥る

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 6月30日、中国家電メーカー大手、TCLベトナム支社の王成社長は「現在、ベトナム市場で家電を販売するれば、損失を計上する。しかし、販売しなければ、同地の市場シェアを失うこととなる」と発表した。

 現在、ベトナムの通貨、「ドン」の切り下げが行われている。そのため、販売利益も減少しているとのこと。しかし、同社は市場シェア維持のため、製品価格の値上げを実施していない。

 利益が減少する一方で販売を実施するため、同社はベトナム市場で販売ジレンマに陥っている模様。

 2007年、同社のベトナム市場におけるテレビ販売量は30万台に達し、市場シェアは16%にのぼる。

 ベトナムのインフレ深刻化にしたがって、TCLは2008年の同社業績予想を下方修正しているが、王成氏は「TCLのベトナムにおける長期発展戦略に関して変更はない」と公表した。

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