2008-07-02

中国人民銀行が人民元基準値を6.85元台に設定、切り上げ後の最高値

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[上海 30日 ロイター] 中国人民銀行(中央銀行)は、世界市場でのドルの弱含みを受け、人民元の対ドル相場を2005年7月の人民元の切り上げ後では初めて、6.86元を上回る水準に誘導した。

 取引開始前、中銀は人民元レートの基準値となる「中間値」を1米ドル=6.8591元と発表した。前週末の基準値は6.8610元だった。 

 ノンデリバラブル・フォワード(NDF)市場の人民元先物の対ドル相場も若干上昇した。ただ、オフショア市場のドル/人民元の1年物ボラティリティは、過去数週間で形成した6─7%レンジの中央付近にとどまっている。

 中国の大手国有銀行のトレーダーは「ドルは思いもかけず弱い。きょう、中銀が元切り上げ後では最も高い基準値を再び設定したのもここに理由があると(国内)市場は考えている」と述べた。

 さらに「この数週間、比較的速いペースでの人民元の上昇を許容したことで、中銀は今や、元の上昇をいつでも停止させることが可能だ」とし、「世界市場でのドルの反発が、これを引き起こす可能性がある」と話した。

 スポット市場の人民元 は、午前の取引で6.8570元まで上昇した。


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