2008-07-14

流行語で中国の過去30年を振り返る(3)幸子

:::引用:::
 1982年、日本の連続テレビドラマ「赤い疑惑」を中央電視台(CCTV)が放送すると、一大ブームとなったという。中国網(チャイナネット)日本語版が伝えた。

  多くの人が「赤い疑惑」を観て初めて世界に白血病という不治の病(当時)のあることを知ったからだ。多くの人が初めて自分や家族の血液型を知りたいと思うようになった。

   中国の大地に「幸子のブラウス」や「光夫のシャツ」が流行し始めた。全国津々浦々にドラマの主題歌「ありがとう あなた」が広まり、日本語は分からなくても、中国語の表記で歌うようになった。幸子が最後に病魔に命を奪われ、それに余りに心を痛めて自殺した少女さえい たからだ。

  ドラマで「幸子」を演じた山口百恵は若者のスーパーアイドルに。その清純な姿、甘い笑いと真っ白な小さな八重歯。どれもが人びとの関心を誘った。

  興味深いのは、このテレビドラマが一部の人の職業選択に影響を与えたこと。幸子が不治の病を患ったことにひどく苦しみ、医師になる決意をした人もいるらしい。


※この記事は、中国で唯一対外放送を行う国家放送局の「中国網(チャイナネット)日本語版」による提供です。中国網は中国国務院新聞弁公室の指導を受けて、中国互聯網新聞中心が各国語で運営する、中国政府による中国情報ポータルサイトです。URL : http://japanese.china.org.cn/

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