2008-06-16

すれ違い続いたヤフーとMS、交渉にピリオド

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 Microsoftは米国時間6月12日に声明を発表し、Yahooに対し、1株あたり33ドルの買収提案を上回る価値の提案をしていたと述べた。この件を詳しく知る情報筋によると、これは本当の話だという。

 Microsoftの提案に詳しい情報筋によると、Microsoftは今回、Yahooの検索事業取得に加え、Yahooの16%に相当する株式を1株あたり35ドルで買収する意向だったという。

 だが別の情報筋によると、今回は、YahooがMicrosoftに全社を買収してもらいたがっていたが、Microsoftがこの選択肢の再浮 上を拒んだ。YahooとMicrosoftの幹部は6月8日、サンノゼ国際空港で会合を持ったが、Yahooによると、MicrosoftはYahoo の検索事業の取引には関心があるが、買収提案は再開しないと明確に伝えられたという。

 一方の自社の検索事業について、Yahooはあまりに戦略上重要なため、売却できないと決定した。だが12日の午後、YahooはGoogleと検索関連広告に関して提携を結んでいる。

 YahooはMicrosoftとの交渉が終わったことを伝える声明で次のように述べている。「Yahooの検索事業だけを買収するという Microsoftの提案について、Yahooの取締役会は慎重に評価した。そして、そのような取引は検索とディスプレイ広告に集中するというYahoo の見解とは一貫性を欠くものであり、将来戦略的に重要ととらえている独立した検索事業を失うことになる。よって、Yahooの株主に最大の利益をもたらさ ないという結論に至った」


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