[フランクフルト 9日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は、世界の中央銀行は、グローバル化と新技術、人口の高齢化の3つの大きな難題に直面していると述べた。
9日付のインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙が掲載した書簡で、トリシェ総裁はグローバル化がインフレ高進に果たす役割を強調した。
総裁は「中銀はグローバル化に注意を向ける必要がある。モノとサービス、そしてとりわけ原油や商品、食品の相対価格に影響を及ぼすためだ」と述べた。
さらに、新技術や科学の進歩が「生産性や潜在的成長、インフレ」に影響を及ぼす可能性がある一方、人口の高齢化は貯蓄と投資のパターンの変化をもたらし、「実質金利の均衡」に影響を与える公算が大きいと付け加えた。
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