京都市や市内の観光事業者などでつくる京都国際観光客誘致推進協議会は7日までに、ロサンゼルス市やソウル市など海外五都市に置く観光事務所の合 同会議を京都市内で初めて開催する方針を決めた。委託している現地スタッフを一堂に集め、情報共有化などでネットワークを強化、外国人観光客を増やしてい く狙い。4月下旬にも開く。
同協議会は、京都観光を海外で売り込んでいくため、2006年8月にソウル、上海、メルボルンの三市に観光事務所を開設している。現地の観光に詳 しいスタッフを採用し、旅行代理店やメディア、政府関係機関などに向けて積極的にPRしている。昨年4月にはロサンゼルス市、台北市に事務所を拡大した。
現地スタッフは毎月1度、メールで市に観光関係の情報を送っているほか、年に3回程度は京都を訪れ情報交換を続けているが、各事務所との「横の連携」はなかった。
合同会議は、事務所の得たさまざまな情報や取り組みを共有化すれば、観光誘致対策が充実すると判断して開催を決定した。
京都市内のホテルで開き、5人の現地スタッフが事務所が進めている誘致策などを報告するほか、情報交換の方法などを協議する。会議の一部を一般公開することも検討している。
市の宿泊外国人客数は年々増え、昨年は80万2000人と5年前に比べ倍増した。市観光振興課は「観光事務所の誘致活動も増加につながっている。今後、早急に100万人突破を目指したい」としている。
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