2008-04-29

人材大手、新興国を開拓・日系企業から複数国で一括受注

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 国内の人材サービス大手が新興国での事業を相次ぎ拡大する。パソナグループが2009年にベトナムで派遣・紹介事業を始めるほか、テンプスタッフ も中国全土やアジア各国に進出する。日本企業は新興国の拠点を製造だけでなく開発・マーケティングでも高度活用し始めており、パソナなどは主に日系企業か ら複数国・地域での契約を一括受注する。少子化などで国内人材市場の競争が激しさを増すなか、海外事業を新たな収益源として育てる。

 パソナはIT(情報技術)人材サービスの子会社、パソナテックを通じて、3月にベトナムのソフト開発会社、シーエスファクトリー(ホーチミン市)を買収した。同社が抱える60人の技術者をベースに09年にも日系企業向けに技術者の派遣・紹介事業を始める
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