交流サイト大手のミクシィ、NTTドコモ子会社のドコモ・ドットコム(東京都千代田区)、海外ドラマ配給のライツエンタテインメント(同港区)など 7社は17日、米国のインターネット配信ドラマの日本語版を製作し、日本でパソコン・携帯電話向けに配信サービスを提供すると発表した。海外ドラマの日本 語版をテレビで放映する例は多いが、ネット向けドラマを製作・配信する例は珍しい。
≪1話90秒で視聴無料≫
7社はドラマの製作委員会を設立し、5月7日から恋愛サスペンス「東京プロムクイーン」を配信する。ドラマはミクシィ、NECビッグローブなどの パソコンサイトのほか、主要携帯電話上でも視聴できる。ドラマは1話90秒と、携帯など小さな画面で視聴しても疲れない長さにした。視聴は無料で、通信料 が別途かかる。
広告の提供は日本コカ・コーラ1社のみ。広告のほか、DVDや書籍の販売、出演者の衣装を販売するショッピングサイトへの顧客誘導などで収益を確 保する。配信先のサイトがドラマの宣伝や集客に努めることで宣伝費用を抑える。出演者はミクシィ上で日記を書き、視聴者と交流することで、宣伝効果を高め る。
≪収益性の確保が課題≫
米国版は米ウォルト・ディズニーの元役員が率いる企業が製作した。製作費を抑え、ネットを使い安価にドラマを配信するビジネスモデルも同社が考案 したという。集客力が高く、広告出稿も豊富とされるテレビドラマと異なり、ネットドラマはまだ広告単価が安いのが現実。日本でも収益性を確保できるかが課 題となりそうだ。
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