中国小売市場の全面的な開放に伴い、多くのグローバル企業が次々と中国市場に参入して業界内の競争を熾烈化させている。これにより、もともと存在していた 人材不足という問題がさらに悪化している。中国商業連合会の幹部は、「中・高級管理職の深刻な人材不足は、中国の小売業界の持続的発展に大きな障害となっ ている」と述べた。
今月１日から行われている第１回中国小売業優秀店長大会から得た情報によると、現在中国の商業に従事している人は8000万人以上に上るが、高級管理職や 複合型人材の不足が深刻であり、販売金額が5000万元以上に上る小売店の店長クラスが不足しているという。また、生鮮品、買い付け、物流、研究分野の人 材も大幅に不足しており、業界内で専門学校以上の学歴がある人材はわずか３％に過ぎないという。
中国商業連合会の関係責任者は、「小売業従事者の収入は依然低レベルに留まっており、収入レベルにおける競争力不足については言うまでもない」と述べた。
中国商業連合会は、中・高級人材の不足という現状を解決するため、初めて小売業管理人人材基準を起草し、店長人材選抜制度を制定した。また同連合会はこの 他、日本・能力学院、米国小売業連盟（National Retail Federation）、EU・小売学院などと提携し、先進の小売業管理モデルを導入し、優秀な専門人材を養成して、小売業界の管理人材不足を補う意向。
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