厚労省は2012(H24)年度をめどにヘルパー1級養成課程について廃止し、基礎研修に一元化する考えを
示した。2級課程については当分の間継続する予定としたが、具体的なスケジュールは未定だ。
訪問介護員(ヘルパー)の養成については、H3~18年度までの修了者の累計が約326万人(※)となって
いる。ヘルパー養成研修については、昨年2月の全国介護保険・高齢者保健福祉担当課長会議などで将来
的に介護職員基礎研修と一元化する予定だと示していた。これまでその時期は未定だったが、H24年
度の報酬改定に合わせてヘルパー1級養成を廃止する予定だとした。具体的な取扱いについては今後の
議論が待たれる。
※累計約326万人 :各都道府県からの修了者数の報告をもとに集計。ただし単純累計であり、1人で複
数の研修を修了している場合は重複して計上されている。
基礎研修は質の高い介護人材の養成、確保を図る点から重要であり、研修の普及と定着が急がれる。厚
労省は基礎研修の目的、ヘルパー取得者には受講負担軽減措置が設けられていることなどを解説した
パンフレットを作成し、ホームページで公開している。
「介護職員基礎研修について」パンフレット
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