2008-10-07

外国人旅行者年1000万へ 観光地「格付け」全国統一

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観光庁は6日までに、観光地に対する旅行者の「満足度」を全国統一の基準で評価する仕組みづくりに、2009年度から乗り出す方針を決めた。観光地の魅力アップに役立つよう、客観的で分かりやすい評価手法を確立する。宿泊施設や交通アクセス面での評価を基に、全国の観光地を格付けする制度の構築も視野に入れている。09年度予算概算要求に調査費を計上した。

 国土交通省の外局として1日に発足した観光庁は、10年に訪日外国人旅行者数を年間1000万人に拡大させる政府目標の実現に向け、地域の観光地づくりの参考となる情報整備を進める。民間の旅行ガイドブックによる格付けなどは、評価の基準が公表されていないことから、観光地側にとっては指標として使いづらい面もあるという。

 そこで同庁は基準を明確化した評価手法を整備、各観光地が他の観光地と比較して優れた部分や足りない部分を分析するのに役立つ情報を提供する考えだ。観光客誘致へのマーケティングなどに活用してもらう。

 同庁が想定しているのは、宿泊施設の接客面での充実度、交通の利便性、体験型の観光プログラムの有無などについて、旅行者にアンケートを実施し、調査結果から観光地の満足度を評価する仕組み。評価の格付けも選択肢として考えている。

 具体的な評価項目などは09年度に設置する有識者らによる検討委員会で議論。「観光地満足度センサス」として、早ければ同年度中にも試験的に評価を始める。

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