外国人研修・技能実習制度で福井市内の縫製会社の関連会社が受け入れた中国人研修生の中に、偽造パスポートで入国した研修生がいた問題で、市民団体 「外国人研修生権利ネットワーク福井」は29日、縫製会社が違法に入国していることを知っていながら受け入れていた可能性があるとして、名古屋入国管理局 に入管法違反(不法就労助長)の疑いで、調査を申し入れた。
同ネットによると、05年8月に研修生3人が別人のパスポートを使って来日。うち、1人は07年8月ごろに病気のため帰国し、残る2人は07年 11月、同入管に強制帰国させられた。一度研修を受けた人物が再度研修生として来日するのは難しいとされているが、3人は01年ごろにも、縫製会社が研修 生として受け入れていた。
同ネットの高原一郎事務局長は「3人は縫製会社が事実上受け入れていた他の研修生の『監督者』として勤務していた。日本語が堪能で経験がある中国 人を雇うために、偽造パスポートで入国させた疑いがある」と主張。一方、縫製会社の経営者は「話すことはない」としている。【松井聡】
●●コメント●●
0 件のコメント:
コメントを投稿