チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世は25日、チベット亡命政府のあるインド北部ダラムサラで演説し、中 国政府との対話に希望を失ったと語った。側近が26日に明らかにし、ロイター通信などが伝えた。ダライ・ラマは「中国からの反応がないため、現実的になら ざるを得ない」と述べた。
ダライ・ラマの呼びかけで亡命チベット人の代表を集めた緊急会議が11月中旬にダラムサラで開かれる。PTI通信によると、ダライ・ラマは「対話をどうするかチベット人に決めてもらいたい」と述べた。
一方、側近は中国当局とダライ・ラマ特使との対話が今月末にも行われる見込みを示し、当面は対話を継続する考えを表明。ダライ・ラマは今月、胆石の摘出手術を受け、一部地元メディアは引退の憶測を報じたが、側近は否定した。(共同)
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