2008-10-30

外国人被告の模擬裁判、通訳が対応に苦慮

:::引用:::
来年5月の裁判員制度開始を控え、外国人が被告になる強制わいせつ事件を想定した模擬裁判が28、29日、東京地裁の6法廷で開かれ、3法廷が報道 陣に公開された。各法廷でペルシャ語、中国語(北京語)、韓国語の通訳を介した審理が行われ、いずれも懲役3年、執行猶予3―5年の有罪判決だった。

 各法廷には通訳を2人1組で配置。検察官、弁護人が質問を短く区切るなど配慮し、大きな問題は生じなかった。ただ、検察官の被告人質問に弁護側が異議を 申し立て、裁判長が意見調整した場面では、法律用語が飛び交ったためペルシャ語の通訳がすべてを訳しきれず、検察側が質問をやり直すシーンもあった。

 法廷通訳を務めた北京語通訳歴10年以上の朱韻菲さんは「裁判員は自身の言葉で質問するため、意図をよく理解して訳さないといけない」と話し、質問に慣れていない裁判員の言葉の通訳の難しさを指摘した。(07:00)
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