日本を訪れる外国人旅行者を増やす方法を考えてもらおうと観光庁は１２月から３カ月間、留学生３人を研修生として受け入れる。観光地の受け入れ態勢の充実などを研究してもらい、今後の施策に役立てる狙いだ。
研修生は観光関連の学部などを持つ大学を通じ今月末まで公募、１１月中旬に決定する。勤務は週２日、４時間ずつで、報酬や通勤交通費などは支給しないという。
政府は「２０２０年に外国人旅行者を２０００万人に増やす」とする長期目標を掲げており、３人には目標を達成する際の課題について研究してもらう予定。
具体的には（１）外国人でも分かりやすい公共交通機関や観光地での標識、案内窓口の在り方（２）日本に住む外国人のネットワークを生かした新しいプロモー ションの方法（３）外国と日本のプロモーション方法の比較－の３つ。観光地を視察したり、観光業界の関係者への聞き取り調査をしたりして報告をまとめる。
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