パナソニックが28日に発表した2008年4―9月期の連結決算(米国会計基準)は、純利益が前年同期比22%増の1284億円となった。中間期 としては1985年以来23年ぶりに過去最高を更新した。薄型テレビなど電子製品の価格下落や円高の影響を、原料費削減などの合理化で補った。
売上高は4%減の4兆3437億円。昨年8月に旧日本ビクター(現JVC・ケンウッド・ホールディングス)が連結対象から外れたことが 響いた。円高も売り上げを押し下げた。自動車販売の減少でカーナビなどOEM(相手先ブランドによる生産)製品も振るわなかった。北京五輪に関連した需要 から、プラズマテレビは欧州や中国で堅調だった。営業利益は4%増の2281億円。中間期としては7年連続の増益となった。
09年3月期通期の業績は従来予想を据え置いた。同日記者会見した上野山実取締役は「下期の業績を見通すのは難しい状況だ。第3四半期の状況を踏まえ最終判断する」と説明した。〔NQN〕 (17:39)
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