2008-10-28

ニチレイ、冷凍インゲン問題で家庭用冷食30億円減収に 下半期

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 ニチレイは28日、子会社ニチレイフーズが輸入販売した中国製冷凍インゲンから高濃度の殺虫剤が検出された問題を受け、2008年度下半期の家庭 用冷凍食品の売上高が約30億円減るとの見通しを明らかにした。足元では出荷が大きく落ち込む事態にはなっていないが今後、同分野の売上高が約1割減少す ることを想定した。営業利益では約4億円の減益要因となる。

 同日、09年3月期通期業績を売上高が前期比3%増の4773億円、営業利益は2%減の170億円に見直した。それぞれ従来予想を23 億円、8億円引き下げた。冷凍インゲン問題のほかに、国内の加工食品で畜肉や食用油などの原材料高が負担になる。好調な低温物流事業の伸びで補えていな い。

 またニチレイは同日、タイの養鶏業、GFPT(バンコク)と組み、現地で鳥肉加工の合弁会社を設立すると発表した。新会社は「GFPT ニチレイ」(チョンブリ県)で、ニチレイフーズが過半にあたる約12億円を出資する。チョンブリ県内に加工場を建設し、10年夏に操業する予定。 (19:04)


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