雇用情勢の悪化が続いている。厚生労働省が31日発表した9月の有効求人倍率(季節調整値)は0.84倍と、前月を0.02ポイント下回った。前月 比で下がるのは8カ月連続で、2004年8月以来、ほぼ4年ぶりの低水準。総務省が同日発表した9月の完全失業率(同)は4.0%と前月より0.2ポイン ト下がったものの、失業者数は前年同月に比べ2万人増加。失業率の改善は一時的とみられ、厚労省は「金融不安の影響が表れる10月は雇用情勢がさらに悪く なる公算が大きい」(職業安定局)と指摘している。
有効求人倍率は公共職業安定所(ハローワーク)で職を探している人1人あたりに何件の求人があるかを示す。9月は職を求める有効求職者 数が0.6%増えた一方、企業の有効求人数が2.5%減り、倍率の低下につながった。有効求人倍率の1倍割れは10カ月連続で、1倍割れの道府県数も35 に拡大した。 (11:05)
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