日本の新聞はもっぱらネットで見るが、最近、韓国の新聞もネットの日本語サイトで見ることが多くなった。
多くの新聞社が、紙面に掲載した記事を日本語に翻訳し、その日のうちにサイトにアップするため、新聞に比べて時間的な遅れはあまり感じない。
朝鮮日報のサイトは記事検索も可能で、「女スパイ」と日本語で打てば、日本でも話題になった北朝鮮の女性スパイ事件の関連記事が一斉に出てくる。
だから、日本の韓流ファンは「時間があると、チェックしているの」という。
ただ、問題がないわけではない。
日本向けサイトなので、掲載記事は日本人に興味をもたれそうな内容が選ばれがち。このため、韓国の新聞が日韓関係に大量に紙面を割いているような印象を与えてしまう。
実際、「韓国の新聞は、竹島のことばかり書いているところを見ると、やはり関心が高いのですね」と言われたことも。
もちろん、日本に対する関心が低いわけではないが…。
韓流関係の記事も、紙面なら数行の短信が、ネットだと一面の主要記事と同じ重みで伝わりかねない。そこに、日本で人気の韓流スターが、韓国でも同じくらい人気があるという誤解も生まれる。
「興味あるテーマには深入りしやすいが、全体を見渡しにくい」というネットメディアの弱点が、日韓関係の弱点につながらなければいいのだが…。
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