2008-10-07

ベトナムの銀行、海外資金をシンガポールと香港に移動

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 [ハノイ 6日 ロイター] ベトナム政府によると、同国の銀行は、米金融危機による影響を軽減するため、海外の銀行から資金を引き出し、シンガポールと香港の銀行に移動した。

 また、これとは別に、ベトナムのグエン・タン・ズン首相は声明で、同国中央銀行に対し、金融業界の流動性を確保するため、金利、為替、外貨準備などについて、柔軟な政策対応を継続するよう要請した。

 世界各国の政府、中銀、監督当局は、前月の米リーマン・ブラザーズ(LEHMQ.PK: 株価企業情報レポート)の破たんを発端とする金融市場の混乱から自国の市場を守ろうと躍起になっている。

 混乱の影響は米国と欧州を中心に広がっているが、アジア諸国の中には、自国の銀行システムが健全であることを投資家に示そうとする動きが見られる。

 ベトナム政府は週末に発表した声明で、同国の銀行セクターは正常に機能しており、問題を抱える米金融機関と直接のつながりは持っていないと強調した。

 さらに英HSBCホールディングス(0005.HK: 株価企業情報レポート)(HSBA.L: 株価企業情報レポート)とスタンダード・チャータード(スタンチャート)(2888.HK: 株価企業情報,レポート)(STAN.L: 株価企業情報レポート)が全額出資する、ベトナムを拠点とする銀行2行の事業や、外国銀行の支店、ベトナムのすべての合弁銀行は安定した状態にあるとした。

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