2008-10-01

日本語スピーチ会:外国人市民、7カ国10人が日ごろの思いや日常を紹介 /埼玉

:::引用:::

◇私の国、身近に感じて 五輪の平和ムード続いて

 ◇市民ボランティア運営の日本語プラザ主催--岩槻

 地域に暮らす外国人の日本語学習を支援する市民団体「いわつき国際交流会日本語プラザ」(岩中麗子代表、約25人)が28日、さいたま市内の岩槻駅東口コミュニティセンターで「外国人市民の日本語によるスピーチ会」を開いた。アットホームな雰囲気の中で数十人の外国人を含む約80人が親睦(しんぼく)を深めた。【小泉大士】

 プラザで日本語を学ぶ中国、韓国、カメルーンなど7カ国出身の10人が、日ごろの学習の成果を披露するとともに、日常生活の様子などをユニークな視点で紹介した。プラザは「伝えたいと思うことをそれぞれの日本語レベルで無理なく発表できる場にしよう」と、コンテスト形式にはしなかったという。

 インドネシアからの研修生で、溶接工場で働くオクー・ヌグロホさん(23)は「日本の皆さんに私の国をもっと身近に感じてもらいたい」と話し、祖国の人口が世界で4番目に多く、日本の2倍であることなどを説明した。日本に住んで13年になるイラン人の会社員、レザー・モガダムさん(42)は、自らの戦争経験に触れながら「北京五輪をテレビで見て、世界中の人がいつもオリンピックのように暮らしてほしいと感じた」と平和への願いを語り、大きな拍手を受けた。レザーさんは毎週日本語を習いに来ていて、プラザについて「みんなが家族のような存在」と話していた。

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 プラザは、旧岩槻市国際交流協会の日本語教室が前身。05年4月から市民ボランティアが運営している。岩中代表は「生活に必要な日本語学習のお手伝いをしている。誰でも参加でき、集う人がホッとしたり、元気になる場にしたい」という。スタッフは20~60代。主婦や会社員、定年退職した人など経歴もさまざま。週1回の日本語教室の他、外国人らと地元の祭りなどにも参加し、相互理解を深めている。ホームページ(www.geocities.jp/i_plaza05)で活動を紹介している。

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