第一生命保険は20日、内勤社員の2割以上を占める派遣従業員3200人全員を来年4月から直接雇用にすると発表した。1年ごとに契約更新する「スタッフ社員」の制度を新しくつくる。優秀な人材を囲い込む狙いという。
第一生命への派遣が9割を占めていた人材派遣子会社「第一生命キャリアサービス」は事業を停止する。
現在、厚生労働省が検討している労働者派遣法の改正では、大企業の派遣子会社などによるグループ企業内への派遣を8割以下に規制する方向になっている。第一生命の新制度は、こうした動きを意識した可能性が高い。
これまで第一生命の派遣従業員は全員が時給制だったが、スタッフ社員は月給制と時給制の双方を選べる。最長65歳まで働けるようにし、勤務成績次第で正社員に登用する制度も設けるという。
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