2008-10-14

外国人共生に県警が力 日曜開庁に1日交番

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ブラジル人を中心に外国籍住民が多く住む本庄市や上里町などで、県警が外国人共生対策に力を注いでいる。8月には本庄署が外国籍の子どもたちを対象にしたフットサル教室を行ったほか、9月からは上里町役場ロビーで1日交番を開いている。10日には県警少年課が本庄市立小学校で外国語での非行防犯教室を開催した。 (柏崎智子、井上仁)

 上里町役場での一日交番は、外国籍住民の困り事相談などを受けようと、月一回、休日開庁する第二日曜日に合わせて九月から実施しており、十二日は午前中の二時間で、ブラジル、フィリピン、中国人の家族や夫婦など、七組十七人が利用した。

 ブラジル人で来日八年目の会社員ベローゾ・フランシェリオ・マルチンスさん(31)は、一家五人でビザの更新手続きに来た帰りに立ち寄った。対応した同署員から、ポルトガル語と日本語で「何か日常で困っていることはありませんか」と尋ねられると「大丈夫です」と答えていた。仕事の休みが日曜日だけというベローゾさんは、役場での一日交番について「治安や交通安全の情報がもらえて、いいことだと思う」と話した。

 外国籍住民は言葉が通じない、自治会に加入していないなどで地域とつながりが薄い人も多く、犯罪や災害に巻き込まれた場合に連絡が取りにくいなどの問題も出ている。外国籍住民と接触できる機会を探っていた同署は、同町から日曜開庁は外国人の利用が多いと聞き、一日交番を企画した。

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