2008-10-17

韓国人客増え新アイデア吉と出る? ハングルおみくじ 福岡市の櫛田神社11月登場 観光資源化に期待  

:::引用:::

博多祇園山笠で知られる櫛田神社(福岡市博多区上川端町)に来月、ハングルのおみくじが登場する。ここ数年、同市を訪ねる韓国人が急増しており、日本の寺社文化を知ってもらう新たな観光資源として、同神社が市とともに考案した。英語のおみくじは諏訪神社(長崎市)など九州の神社でも例があるが、ハングルは珍しい。

 櫛田神社の外国語おみくじは今月上旬の英語に続く第二弾で、中国語おみくじも検討中。阿部憲之介宮司(55)は「古来、博多はアジアの玄関口だった。このおみくじを通して、現在のアジア交流が深まってほしい」と期待している。

 きっかけは同市観光振興課からの依頼。同課によると2007年、市内で入管手続きを済ませた韓国、中国、台湾の観光客らは約64万人。このうち韓国人は約51万人で05年から毎年10万人前後ずつ増えている。

 おみくじは韓国にはなく、市が「福岡観光をもっと楽しんでもらう資源の1つとして活用したい」と神社に相談した。

 ハングルのおみくじは、日本語のおみくじと大きさ、料金(30円)とも同じ。「大吉」の場合、韓国でめでたいことを表す「立春大吉」の文字をハングル表記したという。原案を同神社側が作成。同市の国際交流課の職員が翻訳を最終チェックした。

 韓国人旅行者の動向を研究している九産大商学部の千相哲教授(49)は「最近は日本の精神性や風土を理解したいという個人旅行者も増えている。おみくじは人気が出るだろう」と太鼓判を押している。

=2008/10/15付 西日本新聞夕刊=

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