小型建機メーカーの竹内製作所は3日、2009年2月期の連結純利益が前期比66%減の22億3000万円と、従来予想を16億2000万円下回りそうだと発表した。主要な輸出先の米国と欧州で建機需要が低迷するうえ、対ユーロでの円高なども響く。年間配当は25円(前期は35円)と予想から10円減らす。
売上高は前期比33%減の568億円で、従来予想を197億円下回りそう。住宅市況が低迷する欧米地域で、主力の小型ショベルや油圧ショベル、クローラーローダー(運搬掘削機)の受注が落ち込む。
同社の海外売上高は全体の97.5%(08年3―5月期)で、このうち6割強が欧州、3割弱が北米向け。今後「ユーロと英ポンドが上期よりも円高に推移する」(総務部)とみており、下期の想定レートを1ユーロ=149円、1ポンド=189円、1ドル=105円に設定した。経常利益は65%減の37億1000万円の見通し。従来予想は63億1000万円。
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