2008-07-08

昨年度6万713人 香港、台湾便開設で 県調査

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県内の主な観光地を訪れた観光客は昨年、延べ2502万人あり、特に外国人が前年度比43%と急増していたことが、県の観光客動態調査でわかった。 全体では1・8%の微増で、4~6月は、県とJR各社などが行った大型観光キャンペーン「岡山デスティネーションキャンペーン」が奏功し、前年同期比で 9・3%増だった。

 総観光客数はキャンプ場、スキー場など各種有料観光施設の利用者数から、県内外の観光客数と宿泊の有無は主要観光地(49か所)と倉敷チボリ公園 での調査から、それぞれ推計。2502万人は、県内客1252万、県外1250万で、県外からの観光客のうち、近畿、中国、四国地方が約9割だった。日帰 り客は全体の約7割を占めた。

 県外客のうち、外国人客は昨年度6万713人。県内の旅館、ホテル152施設を対象に調べ、回答のあった131施設の実績を国・地域別に集計する と、多い順に韓国1万6916人(前年度比74%増)▽台湾7267人(40%増)▽中国4377人(1%増)▽香港2179人(309%増)▽欧米2万 898人(31%増)――だった。

 香港からの大幅増について、県は「昨年は岡山―香港空港のチャーター便が開設され、2006年に開設された台湾便とともに、利便性が増した」と分 析。また、仏の旅行者向けガイド「ミシュランガイド」が、岡山後楽園を最高の三つ星に格付けするなど県内20か所を紹介したことも、外国人旅行者に県内の 魅力をアピールしたとみており、県は海外の旅行誌に積極的に情報発信していく。

 一方、岡山デスティネーションキャンペーンでは、全国の各駅にポスターを張り出すなどPR。4~6月は県内全体で255万1000人来客し、前年 同期比で21万7000人増えた。県は「今年度は新たに、出張で岡山を訪れたサラリーマンらに空き時間に観光地に出向いてもらう『着地型観光』を重要戦略 の一つにしたい」と意気込んでいる。


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