札幌市内でコールセンターを運営する約二十社が十六日、協議会を発足する。企業間の連携を強化するとともに、スタッフの電話応対を競うコンクールや共同勉強会を開き、業界イメージの向上に結びつけて人材不足の解消を目指す。協議会は「コールセンターアカデミー」。コールセンターの人材育成を手がけるナリジェンス(東京)が提唱し、道内大手のアイティ・コミュニケーションズ(札幌)などが参加。同日の会合で幹事社などを選出する。
設立の狙いは、コールセンターの相次ぐ開設に伴い拍車のかかっている人材不足の解消。各社は休憩室を拡張したり、通勤しやすい中心部のオフィスビルにセンターを設けたりで、待遇改善に努めているが、抜本的な解決には至っていない。
参加企業のうちコンピューター周辺機器製造のエレコム(大阪)は「業界の底上げには企業間の情報交換が重要」と話すほか、アイティ・コミュニケーションズも「コンクール開催などでスタッフの士気向上につながる」と期待している。
道によると、二〇〇七年春時点で道内で開設が確認されたコールセンターは約六十社。就労者数は約二万人とみられる。
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