2009-12-09

大学3年の就活応援 合同企業説明会に6800人宮城

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長引く不況で来春の採用を手控える企業が多い中、2011年春卒業見込みの学生の就職活動が本格的に始まった。同年春採用を想定した東北最大級の合同企業説明会「マイナビ就職EXPO START 東北」(毎日コミュニケーションズ主催)が8日、宮城県利府町のグランディ21で開かれ、東北各県の大学3年生や短大生ら約6800人が訪れた。

 東北を中心に全国の企業や自治体など約100団体が参加した。不況で採用予算などに慎重になっている東京や大阪の企業の出展数が例年より減ったが、東北の企業数は例年並み。各ブースで事業概要や成長性などを強調した。

 学生は各ブースを回り、メモを取るなど真剣な表情で説明を聞いた。岩手大3年の清水由佳さん(21)は「混雑ぶりに驚いた。採用が厳しいと言われているが、まだ実感はない。興味ある業種の説明を聞いて回った」と話していた。

 毎日コミュニケーションズは「昨年あたりから企業は厳選採用する傾向にあり、基準を下げてまで定員を確保しないケースもある。学生は厳しさを実感して早めに動き始めている」とみている。
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