2009-12-24

サッポロホールディングスがベトナム「3年後黒字化」を披露

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■反落しても「トラ年相場」に向けた助走の可能性

  サッポロホールディングス <2501> は22日、519円(7円高)で終わり、2日続けて戻り高値を更新した。大引け後、この日開催された海外戦略説明会で、日系メーカーとして初めて進出するベトナムでのビール事業について3年程度で営業黒字化の見通しが伝えられ、2010年「トラ年相場」に向けた助走が本格化する可能性が出てきた。

  同社は12月10日、日系メーカーでは初めてベトナムでビール事業に進出と発表。現在、同国でビール事業の開業準備を進めているクローネンブルグ・ベトナム・リミテッド社(デンマーク籍のカールスバーグとベトナム国営タバコ会社の折半出資)の株式を65%取得し、ホーチミン市郊外でビール工場の建設に着手、2012年初には販売を開始する予定、とした。

  この発表では業績的な予想に触れなかったため、消化難の雰囲気があったが、22日の説明会では、2019年にはホーチミン市で16%、ベトナム全土で4~5%のシェアを確保し、3年程度で営業黒字化の見通しが示されたという。将来的にはハノイなどの北部でも生産設備を持つ可能性があるという。

  株価は週足で価格帯別の出来高分布が厚いゾーンに入りつつあるため、 500円台を固める意味で目先的な一服もみ合いがあっても不自然ではない状態。騰勢一服があっても、大勢的な視野では「トラ年相場」に向けた助走となる可能性がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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