2009-03-02

知られざる中国の魅力

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写真を通して日中の友好を図る展覧会「五彩斑爛(ウツァイバンラン)の日本と中国」が、新宿区四谷1のポートレートギャラリーで開かれている。世界遺産や多様な文化、民族などを撮影した作品の数々が来場者たちを迎えている。

 日本中国写真芸術研究会の主催。同会は2002年、中国貴州省で開かれた国際的な写真博覧会に招かれ、万里の長城など中国各地を撮影した写真家の佐藤成範(せいはん)さん(59)が、「お世話になった中国へ恩返しを」と、有志の写真家仲間を集めて06年に結成した。「写真展を開くのが最良の交流手段」と同年から展覧会を始め、今回が3回目となる。

 佐藤さんをはじめ、三好和義さんや小松健一さんら、様々な分野で活躍する写真家約20人が参加。北京の夜市で働く女性や、昨年5月の大地震から半年後に撮影した四川省西北部の山間地に暮らす少数民族チャン族の人々、人工授精によって生まれたパンダなど中国国内の写真のほか、静岡県の夜の海に降り注ぐ雪がライトに映える情景など日本の写真もあわせ、約40点が披露されている。

 佐藤さんは「観光化していない場所で撮られた写真の迫力を感じて、中国の現状を知ってもらえれば」と話している。

 4日まで午前10時~午後6時(最終日午後2時まで)。入場無料。会員による作品解説も。問い合わせは同ギャラリー(電)3351・3002。(関口寛人)
(2009年3月2日 読売新聞)
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